印刷営業以外の他業界でも、営業を担当しているひとならわかると思いますが、営業部署には営業会議というものがあります。

この営業会議ですが、売上が悪い月の営業会議は、まさに苦痛で地獄のような時間です。

売上が悪いと、営業会議で罵詈雑言を浴びせられる

売上が悪いと、営業会議で罵詈雑言を浴びせられる

私が入社した印刷会社は、パワハラが当たり前のようにあったので、売上が悪い月の営業会議本当に悲惨なものでした。

売上が悪い営業は、他の営業の前で上司や社長から、罵詈雑言を浴びせられます。

営業会議というか、もはや公開処刑に近い感じで、今後のことは何も決めず、ひたすら厳しい言葉を浴びせられるだけの時間が過ぎます。

上層部の狙いは、他の営業にも公開処刑を見せて恐怖を与え、必死に営業するように仕向けることです。

漫画カイジのような残酷すぎる世界

ただ、公開処刑を受ける営業は、だいたい毎回決まっています。

営業成績の順位はそれほど変動はせず、同じようなメンバーが公開処刑を受けることになるのです。

同じひとが公開処刑を受けることで、自分が処刑を免れる安堵感何も手助けできぬ罪悪感が、まるで漫画カイジの世界のように、営業会議で繰り広げられます。

処刑される営業が退職すると、次は自分に牙を剥かれる可能性がある

当然、毎回公開処刑を受ける営業は、精神的にも病み、体を悪くして、会社を去ることがあります。

そうなると、次に上層部から牙を向けられるのは、なんとか再開を免れていた自分かもしれないのです。

このように、会社によっては、営業会議とは名ばかりのただの吊るし上げを行う会社も少なくないのです。

営業成績トップは、涼しい顔で処刑を見ている

営業成績トップは、涼しい顔で処刑を見ている

一方で、処刑されることはない、営業成績トップの営業は、上司や社長と同じような立ち位置で、公開処刑を涼しげに見ているのです。

営業部署があろうとも、それはチームではなく、あくまで個人事業主の集まりのようなもので、誰かが目の前で処刑をされても、誰も助けることはしません。

むしろ、自分は公開処刑をされない優越感に浸り、涼しい顔で処刑される営業の苦渋の顔を眺めていたりするのです。

これが実際の営業の世界です。

営業は、数字さえ取っていれば、公開処刑されることはなく、上司や社長のお気に入りの存在となります。

営業会議は平日以外で行われることもある

また、営業会議はある程度時間のゆとりのある、土曜日に行われることもあります。

多くの一般企業がお休みの中、土曜日の営業会議で、自尊心を傷つけられるほど罵声を浴びせられるのです。

結果こそが正義

なので、営業は結果こそが正義です。

営業成績さえ残しておけば、あとは何も言われることはないでしょう。

逆に結果を残さないと、どんなに頑張っていても営業会議で公開処刑を受ける羽目になります。

公開処刑を受けても、他の営業は助けてくれません。

いつまでも病みながら耐えるか、結果を残すか、それとも会社を辞めるしかないのです。