今回は、印刷会社の仕事内容について、詳しく取り上げていきます。

印刷会社の仕事内容は部署によって違う

印刷会社の仕事内容は部署によって違う

まず、印刷会社の仕事内容といっても、部署によって仕事内容は全く違います。

なので、ここでは部署ごとの大まかな仕事内容について、お伝えしていきます。

営業部

まず営業部です。

営業部は、既存客及び新規顧客獲得に向けた営業を行います。

また、それだけではなく、印刷会社によっては、営業が入稿から納品までのスケジュールを管理して、指示を出していきます。

トラブルが起こったときも、まず前線で営業が動き、トラブル対応を行います。

また、印刷に入る前の校正チャックを営業が行う場合もあります。

印刷物が少量の場合は、営業が営業車で納品することもあります。

毎月の営業報告のための営業会議もあります。

とにかく営業は、やることが多い部署です。

営業事務

営業を影で支えるのが、営業事務の仕事です。

営業事務は、請求書や納品書の発行、各営業の売り上げ管理などを行います。

その他にも、備品や材料を注文したり、社内の雑務を担当します。

制作部

制作部では、印刷物のデザインを行ったり、データ修正を行います。

お客さんからもらうデータは、不要なデータが含まれていたり、印刷に支障をきたすこともあるので、きちんと印刷できるように、制作がデータ修正を行っていきます。

ただ、余計なデータ修正をして、印刷ミスが起こることもあるので、データをいじる場合は十分に注意しなければなりません。

製版部

製版部は、印刷するための版を作成します。

きちんと製版できていないと、うまく印刷ができません。

また、違う版をを渡してしまうと、間違った印刷物を作ることになってしまうので、製版作りも注意が必要です。

多くの案件を扱う印刷会社だと、ひたすら版を作ることになるでしょう。

版は、傷がつくと、上手く印刷できなくなるので、扱いにも十分注意しなければなりません。

印刷部

印刷部は、その名の通り印刷を行う部署です。

印刷機は、色数によって機械も変わります。

特に4色機は大型の機械なので、扱うのも大変です。

ちょっとしたズレが、印刷物にも大きく影響するので、十分注意しなければなりません。

また、紙の移動で腰を悪くすることもあるので、体を痛めないように、作業には十分注意する必要があります。

製本部

製本では、印刷物を冊子にしたり、折加工を入れたりして、最終工程を行う部署になります。

こちらでは、印刷物を製本サイズに切ったり、梱包したりもするので、多岐に渡る作業になります。

製本で作業を間違えてしまうと、また印刷からやり直さなければならないので、気をつけて作業しなくてはなりません。

特殊な加工が必要になり、社内での加工が難しい場合は、外注に加工を依頼することもあります。

その際の外注依頼は、営業が担当することが多いです。

内職部

内職では、封入やシール貼りなどが必要な場合に、作業を行います。

人手が足りない場合は、アルバイトを雇ったりすることもあります。

また、空いている製本部の人間が内職を手伝うこともあります。

配送部

配送部は、出来上がった印刷物を客先へ納品します。

配送は雨が降った時は、印刷が濡れないようにしなければいけないので、納品が大変になります。

また、都心部では駐禁で罰金が取られることもあり、注意しなければなりません。

経理部

経理部では、主に会社資本の管理を行います。

毎月のコスト管理、利益計算などを行います。

また、会社の資産運用を任されることもあります。

社長

社長は、主に会社の全体の動きを見ています。

特に、営業を行うわけではありませんが、営業会議にも参加して、今後の営業戦略を練ることがあります。

やはり仕事を取ってくる営業部が重要なので、社長は営業とやり取りをすることが多いです。

残業が一番多いのは営業

残業が一番多いのは営業

このように、部署によって印刷会社の仕事内容も違ってきます。

また、勤務時間が長いのは、やはり営業部だと思います。

営業は、日中の営業活動の後は、会社で手配や見積もりなど作成しなければいけないので、どうしても仕事が多いのです。

印刷会社は連携が大切

印刷会社は連携が大切

このように印刷会社は、部署によって行う仕事は全く違います。

また、印刷を仕上げて納品するまで、様々な部署で仕事が行われるので、常に連携が必要です。

連携が上手くいかないと、トラブル発生の原因にもなります。

そして、連携を担うのは、様々な部署とも関わりを持って行く営業部です。

営業部がいかに先を読み行動できるかで、納品までの作業の流れも変わってきます。

印刷会社は、各部署の働きも大切ですが、営業のマネジメント力も大事なのです。